
アバフェルディ12年の味や飲み方とは。種類についても徹底解説
伝統的な製法で造られるシングルモルト「アバフェルディ」。ヘザーハニーと呼ばれる蜂蜜の香りを楽しめるのが特徴で、濃厚な甘みを感じられます。今回は、そのなかでも入手しやすく人気が高い銘柄「アバフェルディ12年」の味や飲み方をご紹介します。
■名前
アバフェルディ 12年
■英語
Aberfeldy AGED 12 YEARS
■蒸留所名
アバフェルディ蒸留所
■産地
スコットランド・ハイランド
■歴史
1896年にジョン・デュワー&サンズによって創業されました。この蒸留所は「デュワーズ」ブランドのブレンデッドウイスキーに使われるモルトの核としても知られています。
近隣のピットリーミルから湧き出る清らかな水を使用しています。この水源は「黄金の源流」とも呼ばれ、高品質なウイスキーの基盤を支えています。
■感想
蜂蜜のような甘さとフルーティーな風味が特徴のシングルモルトウイスキーです。グラスに注ぐと、熟したりんごや洋ナシ、トフィー、シトラスの爽やかな香りが広がり、心地よいオークのニュアンスが加わります。口に含むと、柔らかくバランスの取れた味わいが印象的で、蜂蜜の甘みを基調にドライフルーツやナッツ、ほのかなスパイスのアクセントが感じられます。中盤からはバニラやキャラメルのような甘くクリーミーな要素が広がり、なめらかな飲み口が楽しめます。フィニッシュは長めで、トフィーや蜂蜜の甘さが余韻として続き、スパイス感が心地よく残ります。全体的に飲みやすく、初心者から愛好者まで楽しめる1本です。