NO.32「山廃純米 雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)」@齋彌酒造店 #秋田県由利本荘市

●紹介文(ChatGPTより)

「雪の茅舎 山廃純米(ゆきのぼうしゃ やまはいじゅんまい)」は、秋田県由利本荘市に蔵を構える齋彌酒造店(さいやしゅぞうてん)が醸す、日本酒の中でも特に骨太で奥深い味わいを持つ一本である。齋彌酒造店は明治35年(1902年)の創業以来、秋田の豊かな自然環境と伝統的な手造りの技術を大切にし、現代的な機械化よりも職人の感覚と経験を重視する酒造りを続けてきた。「雪の茅舎」はその代表銘柄であり、中でも山廃純米は、蔵の理念と技術が凝縮された酒といえる。

「山廃仕込み」とは、自然の乳酸菌の力を借りて酒母(酛)を育てる製法であり、速醸酛(人工的に乳酸を加える方法)に比べて時間と手間がかかる。齋彌酒造店では、蔵内に棲みついた酵母や乳酸菌の働きを大切にし、温度・湿度を慎重に管理しながら一ヶ月以上をかけて酒母を育成する。これにより、発酵の過程で複雑な旨味成分や酸味が生まれ、深みのある味わいが特徴となる。山廃造りは高い技術力を要するが、蔵人たちは代々受け継がれてきた勘と経験を頼りに、自然と微生物の力を最大限に引き出している。

この酒に使用される原料米は、秋田県産の酒造好適米「秋田酒こまち」や「山田錦」である。精米歩合は65%前後に抑えられ、米の旨味をしっかり残した造りとなっている。仕込み水には鳥海山系の伏流水が使われる。この水はやや軟水で、口当たりが柔らかく、発酵中の微生物活動を穏やかに支える。その結果、「雪の茅舎 山廃純米」は、芳醇で奥行きのある味わいを持ちながらも、飲み口は滑らかで優しく、しっとりとした余韻を感じさせる。

香りは穏やかで、フルーティーな吟醸香ではなく、米本来の香ばしさとほのかな熟成香が調和している。味わいの第一印象はやや辛口でありながら、次第にまろやかさが広がり、旨味と酸味のバランスが絶妙に整っている。温度帯によって印象が大きく変わるのもこの酒の魅力である。冷酒では酸味が引き締まり、キレの良さが際立つ一方、ぬる燗から上燗にかけては米の甘みとコクがふくらみ、より一層深みを増す。特に燗酒にしたときの包み込むようなまろやかさは、山廃仕込みならではの醍醐味といえる。

料理との相性も幅広い。刺身や豆腐料理などの繊細な和食には冷酒がよく合い、煮物、焼き魚、鍋料理といった旨味の強い料理には燗がぴったりである。肉料理にも負けないしっかりした酸味とコクがあり、秋田の郷土料理であるきりたんぽ鍋やいぶりがっことの相性も抜群である。また、常温で時間を置くと味が徐々に開き、熟成したような旨味を楽しめる点も特徴的である。

「雪の茅舎 山廃純米」は、全国新酒鑑評会などで高い評価を受けるほか、日本酒愛好家の間でも「自然な旨味と調和のとれた酸が美しい」と評されている。蔵の理念である“三無造り”(櫂入れしない・濾過しない・加水しない)にも通じる、自然の力に委ねる姿勢がこの一本に凝縮されている。手間を惜しまず、自然と共に発酵を進めることでしか生まれない、静謐で滋味深い味わい。それが「雪の茅舎 山廃純米」である。飾らず、しかし確かな存在感を放つこの酒は、まさに“日本の冬の静けさ”を一献にしたような逸品といえるだろう。

●感想

山廃の日本酒を初めて飲んだかもしれません。

そもそも山廃ってなんだよというところからでしたが、山卸しをしていないこと。

山卸しってなんだよとなると生酛づくりではないこと。

なんか難しいけど面白いです。

でも、飲んだ感じの違いが分からない・・・。

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