ウイスキー:5本目
サントリーウイスキーの代表的なブランドとしてその名を知られ、その瓶の形状から、ダルマやタヌキなどの愛称がつけられています。
私が小学校のころ、親父がこのウイスキーの巨大なサイズの瓶を飲んでいて、飲み終わったものをもらい、貯金箱にしたのを覚えています。
当時はみんなこのウイスキーを飲んでいた印象が強いです。
戦後の1950年に発売されたサントリーオールドは高価ではあったものの外国のウイスキーの税率がものすごく高かったこともあり、人気を博しました。
山崎のモルトウイスキーをキーウイスキーとしてグレンウイスキーをブレンドしたところまではブレンドウイスキーなのですが、そこから果実酒やリキュール、カラメルを追加しています。
ウイスキー好きにはこれをウイスキーと呼んでよいのかと言われるものですが、非常に飲みやすく仕上がっています。
ウイスキーなのに糖分が検出される稀なウイスキー飲料とでも考えればよいかもしれません。
昭和の高度成長期の気分を楽しむウイスキーではないでしょうか。
そのころお酒は知りませんでしたが、当時はこのウイスキーを飲みながら日本の将来を語っていた人が多くいたことを考えながら飲むと、おいしく飲める気がします。