2020年9月26日
ウイスキー:41本目
ニッカウヰスキー
名前の由来となるハイニッカのハイですが、1964年の発売当時にオーディオ用語で流行っていた「HI-FI」から付けたそうです。
竹鶴政孝氏が好んで飲んだというハイニッカ。
一般の人にも手に届く価格で、ウイスキーの味を損なわないよう作られているとか。
マッサンを観た後だと非常に感慨深く飲むことができます。
値段は1,150円。
近所のスーパーでよく売られているということはなく、結構ウイスキーがそろっているスーパーだとあるという感じです。
アルコール度数が39%という当時の二級酒の度数。
本物にこだわった竹鶴氏が、最後に好んだのはスコッチなら40%以上必要な度数も下げたものであったというのは、深い話です。
これを飲めば竹鶴氏の気持ちがわかるかもしれないと楽しみにしていたウイスキーでもあります。
さっそく開けてみますと、どうもアルコール臭が強いです。
どんなに頑張っても熟成を安く行うことは難しいようです。
飲んでみるとやはり下にピリッと来るアルコール感があります。
ウイスキーを日本に定着させようと努力した味なのだと考えながら飲むとよいと思いますが、定着した後だと安い味わいになってしまいます。
これはハイボールにして飲むのがよさそうです。
ウイスキーは背景を把握して、その歴史の重さを感じながら飲むもの。
竹鶴氏の努力の結晶と思いながら飲めば、美味しくなります。