■名前
グレンリベット蒸留所
■名前の由来
ゲール語で「滑らかに流れる川」
■所有者
ペルノ・リカール
■創設年
1824年
■創業者
ジョージ・スミス
■地域
スペイサイド
■場所
スコットランド、マレー
■水源
ジョシーズ・ウェル
■蒸留器数
14 ポット・スチル
■歴史
1823年に酒税法が改正され、政府が許可証を発行する公認の蒸留所が制定されることになりました。
第4代ゴードン公爵アレクサンダー (en:Alexander Gordon, 4th Duke of Gordon) は、この酒税法の改正に尽力し、アレクサンダーの借地人だったジョージ・スミスが経営する密造酒蒸留所が、グレンリベット渓谷で最初の政府公認蒸留所に指定されたという記録があります。
ジョージ・スミスとその末子ジョン・ゴードン・スミスがアッパー・ドラマンにグレンリベット蒸留所を創立したのは1824年のことでした。
■特徴
グレンリベット行政区で最古の政府公認蒸留所であり、蒸留所と同じ名前のザ・グレンリベット (The Glenlivet) を、自社で生産するスコッチ・ウイスキーのブランド名としています。
「すべてのシングルモルトはここから始まった」といううたい文句でも知られています。
蒸留所の創立は1824年のことです。
2007年現在で、ザ・グレンリベットはアメリカでもっとも売れているシングルモルトであり、イギリス本国では7%のシェアで4位となっています。
2014年まで世界中で2番目、2015年よりグレンフィディックを抜き世界中で1番に売れているシングルモルトであり、年間およそ6百万本が流通しています。
仕込み水に使用しているのは、蒸留所近辺に点在するジョシーズ・ウェルなどの泉を水源とする水です。
大麦は、マレーのポートゴードン村にあるクリスプ・モルトハウスのものが使用されています。
スコットランド産の最高品質の二条大麦だけを使用。
蒸留には、ランタンのような長く細い首を持つポット・スチル(単式蒸留器)が使用されており、この形状がザ・グレンリベットのすっきりとした味わいに一役買っています。
グレンリベット蒸留所には、15,000リットル生産可能な4基のウォッシュ・スチル(初溜釜)と、10,000リットル生産可能な4基のスピリット・スチル(再溜釜)があります。
蒸留された原酒はオーク樽に詰められて熟成されます。
使用されるオーク樽の多くは、バーボン・ウイスキーの熟成に使用された古樽ですが、一部の製品ではシェリー酒やポルト酒の古樽が使用されています。
主力製品として販売されているモルトウイスキーは熟成年数による、12年、15年、16年、18年、21年、25年もので、そのほかにもセラー・コレクション (Cellar Collection) などの限定商品が存在しています。
グレンリベット蒸留所の主力商品は、様々な熟成年数のシングルモルト「ザ・グレンリベット」ですが、ペルノ・リカール社が販売しているシーバス・リーガルやロイヤル・サリュートなどのブレンド・ウイスキーのモルト原酒としても使用されています。
■シングルモルト
「ザ グレンリベット 12年」@スコッチ・ウイスキー 40% 700ml 2,930円(税抜)
■ブレンド (キーモルト)
・「シーバス・リーガル」
・「ロイヤル・サリュート」