2020年8月2日
ウイスキー:26本目
1930年に「サントリー赤札」として発売されるも、一時製造中止を経て、1964年に再度発売されウイスキー。
前年の1929年に「サントリー白札」が発売されたが、ピート臭が強すぎて売れなかったため、ブレンドを変えた国産ウイスキー第二弾として発売されたのがこの「サントリー赤札」です。
しかしこの赤札もあまり売れず製造中止となった。
サントリー創業者鳥井信治郎の次男である佐治敬三が1963年に社名を寿屋からサントリーに変更し、併せて1964年赤札をサントリーレッドとして復活させました。
瓶の形が角ばっていて、容量も640mlと少し中途半端です。
アルコール度数も39%とこちらも中途半端。
当時の2級ウイスキーとしての名残がしっかりと残っているのでしょう。
値段は796円と安いです。
RED発売当時はWHITEの半分の値段で購入できる設定となっていたそうです。
WHITE1本でRED2本飲めるというお得感が良かったのかもしれません。
ただし、今この値段でこのデザインのウイスキー。
歴史を知っていないとなかなか買うことはないのではないかなぁと思います。
ジャパニーズ・ウイスキーがものすごい種類があり、サントリーもこの値段の主力は圧倒的にトリスとなっている今、いつまでREDが発売されるか気になるところですね。
国産2番目のウイスキーとして、やはりいつまでも残るのかもしれません。
サントリーのブレンドウイスキーの順番でいうと以下のような感じですかね。
ブレンドウイスキーだけでも先が長いなぁ・・・。
レッド<トリス<ホワイト<角瓶<オールド<スペシャルリザーブ<ローヤル<響
一時期はモルトとグレーンのほかにスピリッツが混ざっていたそうですが、現在はモルトとグレーンとなっています。
飲んだ感想はというと、適度なアルコール感。
いや、アルコール臭。
そして、クセのない味。
クセがないのは良いことなのか。
まずくはないです。
昔の味とも違うのでしょう。
それでも、歴史を感じながら飲むとよいのかもしれません。