NO.39「グレンフィディック 12年(Glenfiddich)」@スコッチ・ウイスキー 40% 2419円(税抜)700ml

2020年9月12日

ウイスキー:39本目

産地:スペイサイド

蒸留所:グレンフィディック蒸留所

創業:1887年

所有者:ウィリアム・グラント&サンズ社

世界一売れているシングルモルト

1887年、ダフタウンの仕立て屋の息子ウィリアム・グラントが20年務めたモートラック蒸留所を辞め、フィディック川の河畔にグレンフィディック蒸留所を作りました。

ゲール語で「グレン」は谷、「フィディック」は鹿ですので、「鹿の谷」を意味します。

1963年にブレンデッドウイスキーの原酒に使われるだけであったシングルモルトを業界で初めて市場に投入したのがグレンフィディックであり、世界で最も飲まれているシングルモルトです。

グレンフィディック蒸留所では年間1370万リットルを生産しています。

桁が凄すぎて実感がわかないですね。

蒸留に使用するポットスチルの数が32基とスコットランドで最も多いですが、ポットスチルは小型で様々な種類のものがあります。

これは創業時に中古品をウィリアムが買い集めたためであり、その後新調するときも当時と同じ大きさ、形を守り続けています。

近所のスーパーでも売っていたのですが、3500円(税抜)以上の値がつけられていたためかなり躊躇しました。

そこでネットを見てみると2419円(税抜)、10%の税込でも2660円の安さです。

シングルモルトが2千円台で購入できるとは夢のようですね。

しかもちゃんと箱付きです。

高級感溢れますね。

最近は安いウイスキーばかり飲んでいるので、しっかりと熟成されている12年物のウイスキーを飲むのはドキドキします。

箱から取り出した瓶は三角形。

ブレンドウイスキーである「グランツ」も同様に三角形であり、同じ会社が所有しています。

したがって、このグレンフィディックがグランツのキーモルトとなるのでしょう。

三角形には「火・水・土」を表し、「ウイスキーは火と水と土」から作られるという信念を表したものだそうです。

早速飲んでみました。

蓋を開けて驚きました。

スクリューキャップではなく、コルクキャップでした。

見た目は普通の蓋なのですが、中はコルクです。

それほどきつく締められていることも無く、開けやすいので便利ですね。

最初はストレートで飲んでみましたが、飲みやすい。

これは驚くほど飲みやすいです。

クセがなく、スーと喉の奥に入っていきました。

ピート香はありません。

甘い味わいが広がります。

これならストレートでも全然飲めるなぁ。

非常に美味しかったです。

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