2020年8月9日
ウイスキー:27本目
19世紀半ばに誕生したブレンデッドスコッチですが、ロンドンでは流行っていませんでした。
1846年にジョン・デュワーが設立したジョン・デュワー&サンズ社は、ジョンの死後継いだ2人の息子によって栄えました。
兄ジョン・デュワー、弟トーマス・デュワーです。兄は生産部門、弟は販売部門を受け持ちました。
1885年に弟トーマス・デュワーによって念願であったロンドン進出を果たしました。
1888年に開かれた見本市でキルト姿とバグパイプの大音量で注目を集め、コマーシャルフィルムを映画館で上映しました。
「人生で仕事ほど楽しいものはない(There is no fun like work)」がトーマスの名言です。
1891年にアメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーからホワイトハウスのベンジャミン・ハリソン大統領にデュワーズの樽を届けてくれと依頼を受けました。
1906年、デュワーズ者の繁栄を決定づけた「デュワーズ・ホワイトラベル」が誕生しました。
キーモルトにアバフェルディを使いブレンドしたものです。
アメリカ市場ではNO.1スコッチとして今も君臨しています。
瓶の後ろも凝っていますね。
さすがにバーテンダーおすすめスコッチNO.1と言われているだけあります。
デュワーズがハイボールの起源であるといわれています。
また、ダブルエイジ製法といわれるモルトとグレーンでそれぞれ樽熟成させ、さらに混ぜ合わせた後に樽熟成させるという手間暇を惜しまない製法です。
飲んでみると、これぞウイスキーという味が確かにしました。
すごい癖があるというわけではありません。
昔、親父が飲んでいたウイスキーの味がします。
このウイスキーではなかったと思いますが、なんとなく初めてウイスキーの味を知った時のような感じがしました。
今回はギフトセット版でしたが1298円と安く、ハイボールにお勧めの炭酸が抜けないようにするキャップが付いていました。
40種類のモルトとグレーンが混ぜ合わせされているとのことで、キーモルトはどれかわからないような気もしまうが、一度メインであるアバフェルディをシングルモルトとして飲んでみたい気持ちになりました。
さて、こいつはハイボールで楽しみたいと思います。