これまで非常に質の悪いウイスキーが出回っていて、世界5大ウイスキーといっている中で、唯一ちゃんとした定義が無かったジャパニーズウイスキー。
スコッチの原酒を輸入して瓶詰しているだけだったり、モルト・グレーン以外にスピリッツを入れていたり、特に1000円前後のウイスキーはスコッチと比べると非常にひどい出来のものが多かったです。
定義は日本洋酒酒造組合という民間のものであり、ほかの国が法律で決まっているのに対して弱い印象ですが、それでもこの組合に加入しているのは日本のほぼすべてのウイスキー販売社であることから、かなり守られることが期待できます。
定義はスコッチを参考にしたものらしく、かなり良い出来といえそうです。
まだネットに明確な規定が見られないのですが、おおむね以下のような内容です。
1.水は日本国内で採取したものに限る。
2.蒸留など一連の作業工程を国内で行うこと
3.700リットル以下の木製樽(たる)に詰めること
4.詰めた日の翌日から3年以上、国内で貯蔵すること
ほかにも着色のためのカラメルは認めるというものもあります。
これでスピリッツが混ざったものをジャパニーズウイスキーということは無くなるでしょう。
施行は2021年4月からともう2か月を切っています。
これでウイスキーの銘柄も変わりそうですね。
それにしても、この定義でジャパニーズウイスキーとちゃんと呼べるウイスキーの銘柄の少なさが露呈しました。
富士山麓とか違うんかい!と・・・。
ある意味逆のプレミア感が出るかもしれませんね。
まぁ結局、AOやイチローズモルトもそうですが、ワールドブレンデッドウイスキーとして売られているわけで、美味しければいいことには変わりはないということですね。