2020年7月
ウイスキー:20本目
アメリカン・ウイスキーの代表的の1つであるアーリータイムズを飲みました。
「アーリータイムズ」とは開拓時代のことを指すそうです。
アメリカらしい名前ですね。
ラベルにはバーボンとしっかり記載されていますが、アメリカの法律で定められているバーボンの規定に一部沿っていないので、厳密にはバーボンでは無いようです。
どこが沿っていないかというと、バーボンはホワイトオークの新樽を使用しないといけないこととなっていますが、アーリータイムズは一部使いまわしのリフィル樽を使用しているとのこと。
そのためアメリカの国内ではバーボンといわずにケンタッキーストレートウイスキーと呼ばれているそうです。
新樽でないといけないというルールはどこから来たのでしょうか。
樽屋さんと結託があったのかなぁ。
しかし、バーボンが新樽のみという法律となっているおかげで、スコッチやジャパニーズウイスキーはその樽を買い取って使っているわけで、新樽でなくなったらそれらのウイスキーの味も変わってしまうし、値段も上がってしまうかもしれませんね。
アーリータイムズは1860年のリンカーンがアメリカ大統領となり、南北戦争が勃発した前年にケンタッキー州のアーリータイムズ・ステーションで誕生したそうです。
禁酒法がアメリカで試行された時期においても「医師が処方する薬用ウイスキー」として政府公認となっていました。
なんかキナ臭い感じがしますね。
そして、飲んでいるブラウンラベルは1996年にリリースされました。
チャコールフィルターを二重にかけることにより、味わいの深みを追求したボトルとなっているそうです。
原材料はトウモロコシ72%、ライ麦18%、大麦モルト10%です。
イエローラベルがトウモロコシ79%、ライ麦11%、大麦モルト10%なので、トウモロコシがやや抑えられた感じですね。
トウモロコシが多いと甘みが強くなるので、割合が少ない分コクが深まっている気がします。
製法としてもトースト段階で強めに火を入れて炙っているそうです。
まだイエローラベルを飲んでいないので、比較はそちらでしたいと思いますが、ジムビームなどと同じくバーボンらしいバーボンだなと思いました。
甘みがあって美味しいです。
さすがに西部劇のようにショットグラスでストレートのバーボンを一気飲みするような真似は出来ませんが、これならロックでちびちび飲んでも美味しいです。
まぁソーダで割ってハイボールにするのが今の私としては一番飲みやすくておいしいと感じるのですけどね。
まだウイスキーの味を十分に分かるわけでは無いのですが、バーボンが飲みたいなぁという気持ちになる日が出てきたので、バーボンの味に慣れてきた気がします。